こさろぐ

岡山のエンジニア雑記

プログラミング学習サービスProgateを課金してレベル70までやってみた

f:id:pepepki:20170315221905p:plain

こんにちは、小坂(@pepepki)です。

「なんかゲームしたいな。。。」と思っていたころ、Progateという面白いサービスを発見しました。

prog-8.com

Progateは、レベル上げができるプログラミング学習サービスということで、ゲーム好きな私の心をロックオン。

無料でもある程度の学習はできるのですが、せっかくなので月額980円の有料会員に登録してみました。

あまり「学習学習!」と肩の力を入れずに、純粋にレベル上げを楽しむのが目的。その後、現在レベル70まで学習したので所感含めてレポートします。

Progateとは?

f:id:pepepki:20170315222837p:plain

Progateは2014年7月に当時東大生の加藤將倫さんらが始めたプログラミングの学習サービス。登録ユーザー数は2年余りでなんと10万人を超えています

Ruby,Java,HTML,jQueryなどのWEB開発を中心としたプログラミング言語を体系的に学ぶことができます。無料で始めることができるのも大きな魅力。

Progateの特徴はいくつかありますが、良かった点を挙げてみます。

ブラウザで完結するプログラミング学習サービス

まずは「ブラウザで完結する」という点です。

プログラミング初心者が学習しようとする場合、コーディングに入る前に環境構築で手間取って挫折してしまうということがよくあります。

例えば、「Ruby」をLinuxの仮想環境をイチから構築して学習しようとした場合

  • 仮想マシンVirtualBoxとか)の準備
  • OSのインストール
  • Rubyのインストール
  • エディタのインストール ・・・・

などなど、やることがたくさんあります。

もちろんこれはこれで実際の開発では必要なことなのですが、挫折してしまえばそこで終わりです。Progateは、そういった環境構築の工程をショートカットすることでコーディングの学習に集中できるサービスになっています。

ちょっと横道にそれますが、こちらの画像をご覧ください。

f:id:pepepki:20170316000003p:plain

これは、Progateの会社概要のページに掲載されている画像です。

初心者から、創れる人を生み出す
プログラミングの最初のハードルを徹底的に低くし、世界一わかりやすく、楽しい学習環境を創る

「 初心者が挫折せず、楽しくプログラミング学習ができる」ということを目指したサービスとしてProgateは設計されています。環境構築の手間が無いのはこの基本理念が具現化されたものですね。

具体的な画面で説明してみましょう。例えばこちらはRuby on Railsの演習画面です。

f:id:pepepki:20170315225643p:plain

ブラウザ上の1画面で

  • 左のペインに演習の指示内容が表示(講義スライドも参照できる)
  • ディレクトリツリーでGUIによるファイル操作
  • テキストエディタAtomっぽい感じ)
  • ターミナル(コマンド操作)
  • 動作確認用ブラウザ

と動作に必要な環境は全て揃っており、ブラウザさえあればプログラミング学習ができる仕組みになっています。

※レッスンの種類により、表示内容は変わります。

ログインはTwitterFacebookアカウントと連携できるので、パソコンと通信環境さえあればどこでも手軽に学習ができるのは大きなメリットですね。

自分のペースで学習できる

ドットインストールなどの動画サービスとは異なり、Progateはこのような「スライド」で学習します。 

f:id:pepepki:20170315231410p:plain

大体1レッスンで5枚程度のスライドで構成されていて、絵も多用していて分かりやすく説明されています。内容にもよりますが、結構サクサク進みます。

スライド形式なので、自分が理解できるペースで学習できる点は良かったです。動画も良いのは良いんですが、動画は戻ったりするのが面倒くさいですから。。スライドの使い勝手の良さを再発見しました。

演習機能と道場コースはアウトプットの格好の場

f:id:pepepki:20170315232151p:plain

Progateは、主に「学習コース」と「道場コース」の2つのコースがあります。

学習コースはスライドで学習したのちに演習。道場コースはひたすら演習するコースです。

Progateで特筆すべきは、演習の機能。

学習した内容をエディタやターミナルで実際に打ち込んでコーディングをすることができます。アウトプットをすることで更に理解が深まり、学習した内容を頭に叩き込んでいくことができるのです。

さらに、プログラミングした内容が正しいか、自動で判定してくれます。

コーディングした内容が問題なかった場合、このように「正解」と表示。

f:id:pepepki:20170315232600p:plain

逆に間違っていた場合、アラートが挙がって次に進めません。

f:id:pepepki:20170315232711p:plain

この正誤判定があることによって、間違って理解してしまうのを防げます。「正解です!」と教えてくれるのはモチベーション維持にもいいですね。

また、答えが分からなくてもあまり悩まなくても大丈夫です。「ヒント」が各演習に備わっており、ヒントを見ればどのようなアプローチでコーディングすればよいか分かるようになっています。

f:id:pepepki:20170315233552p:plain

どうしても分からない場合は「答えを見る」こともできます。

f:id:pepepki:20170315233738p:plain

ただし、答えを見た場合は経験値が減るらしいので気をつけましょう。

f:id:pepepki:20170315233810p:plain

やればやるほどレベルが上がる仕組み

 Progateで楽しいのは、レベル上げができる仕組みです。私はレベル上げがしたくてProgateを始めましたが、これがゲームっぽくやみつきになりました。

学習コースの演習や道場コースで正解をすると、経験値が手に入ります。経験値が一定値まで貯まると、このようにレベルが上がります。テンションも上がります。

f:id:pepepki:20170315234056p:plain

Twitterなどでシェアすることができます。私はしょっちゅうTwitterシェアしていました。たまにProgateの中の人が「いいね」してくれて嬉しかったです。

ただ学習しているだけだと中だるみしてモチベーションが下がってしまうことがありますが、レベル上げが楽しいのでモチベーションはあまり下がりませんでした。

ちなみに、通常の学習コースより道場コースの方が経験値は高いです。また、一度学習したコースを再度やり直しても経験値が手に入ります。

例えば道場コースが難しいとき、学習コースに戻って学習しなおす、ということも学習のやり方としてはありですよね。その場合でも経験値が手に入るのです。

スライムを何回倒しても経験値が手に入って強くなるということですね。

でも欲を言えば「レベルが上がっても何もメリットがない」のでレベル40ぐらいからレベル上げ自体は飽きてきました。何かレベルが上がることでのメリットがあればいいと思います。

無料版と有料版(980円/月)の違い

Progateは会員登録をしたときは無料版で、入門レベルを中心に12レッスンに取り組むことができます。

課金して有料版にすると、応用レベルの学習コースや道場コースなど計46レッスンに取り組むことができます。 

2017年3月現在、無料と有料の違いはレッスン内容だけで特にサービスの機能に関しての優劣は無いようです、

無料版は各言語で入門レベルの1~2レッスン程度なので、応用レベルまで取り組みたい場合は有料版を選択するのがよいでしょう。

まとめ

Progateは学習のハードルがとことん低いサービスなので、初心者はもとより「Pythonちょっとやってみようかな」など初めて触る言語を手軽に学習するのに良さそうです。